メニュー

AGA(男性型脱毛症)とは?

画像提供:第一三共ヘルスケア「くすりと健康の情報局

AGA(男性型脱毛症)は男性に特徴的な進行性の頭髪脱毛症状のことで、日本人男性の3人に1人がAGAだと言われているほど一般的な症状です。生え際が後退したり、頭頂部が薄くなったりします。進行性で、放置しておくと基本進行しますので、早めに治療を開始することをお勧めします。
細くなった抜け毛が目立つ、洗髪やブラッシング、ドライヤーを行っている時などの髪のボリュームが減った気がする、額の生え際に細く短い髪が目立つ、頭頂部が薄くなって地肌が目立つようになってきた、などで気づく方が多いようです。治療開始は早ければ早いほどいいと言われています。AGAでない場合でも1日で50~100本の髪の毛が抜けるといわれています。これは正常の生理現象ですので心配する必要はありません。ただ、短くて細い抜け毛が明らかに多くなってきたらAGAの兆候である可能性があります。

AGAを自覚している日本人男性の割合は?

20歳から69歳までの日本人男性の30%がAGAを自覚しているという調査結果があります。そして約60%が現在あるいは将来の毛髪の状態を懸念している(「非常に気にしている」「気にしている」と答えた人の合計)という結果でした。この調査結果を日本の将来推計人口(2003年中位推計)に当てはめると、AGAを自覚している成人男性は全国で1,260万人に上るそうです。AGAの治療を開始することは特別なこと、恥ずかしいことではありません。積極的に始めましょう。

男性型脱毛症(AGA)の原因は?

髪の毛は、成長期、退行期、休止期というヘアサイクル(毛周期)を繰り返しています。男性ホルモンから変化した生化学物質(男性ホルモンそのものではありません)が毛包に作用すると、髪の毛の発育を抑えるシグナルなどが亢進し、毛周期の中の成長期の期間を短くなり、休止期が長くなります。すると、髪の毛が十分に成長せずに毛周期を繰り返すことになります。作り出される髪の毛が細くなって薄くなってしまいます。

AGAの分類

①頭頂部から抜け毛が進行するO字タイプ
②額の生え際から始まるM字タイプ
③前頭部から後退していくU字タイプ

AGAの治療は?

①内服薬

薄毛の原因となる男性ホルモンは、血液を巡って毛根に入り、酵素の働きによってより強い男性ホルモン(DHT)に変化します。これが、髪の毛の発育を抑制する方向に働くことでAGAの原因になるということが分かっています。この酵素の働きをおさえる薬として、フィナステリド・デュタステリドという内服薬があります。フィナステリド・デュタステリドを服用することによって、薄毛の進行が遅くなったり、見た目の髪の毛が増えたりすることが期待されます。

フィナステリド(プロペシア) 28日分処方 6500円
デュタステリド(ザガーロ) 30日分処方 7500円

※上記に加えて初回1回のみ初診料、その後1回/6か月再診料がかかります。

②外用薬

塩化カプロニウム

血管拡張剤で頭皮の血流を改善する効果があります。保健適応となります。

ミノキシジル

血管拡張剤で頭皮の血流を改善することで発毛を促すと言われています。医療用に加え、薬剤師の在籍する薬局でも買える市販薬としても販売されています。※当院では現在取り扱っていません。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME