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ゾレア

難治性特発性蕁麻疹の治療薬「ゾレア」とは?

飲み薬の治療をしてもじんましんが治らず、かゆみなどで困っている患者さんのための注射薬。「ゾレア」のご紹です。

ゾレアの対象となるのは以下の患者様です。

  • 今までの治療で効果が不十分だった
  • 12歳以上である
  • 蕁麻疹(じんましん)の原因が不明だ
  • ゾレアに対する過敏症の既往がない

※なお、妊娠中および授乳中の女性は、必ず主治医にご相談ください。
原因が特定されない特発性じんましんの方で、いろいろな薬を試しても症状が治まらなかった重症な方が適応になります。
蕁麻疹の治療は慢性・急性を問わず、治療の第一選択は「抗ヒスタミン薬」になります。抗ヒスタミン薬のみで症状が改善する場合が多く、急性じんましんの場合は、数日〜数週間程度で薬をやめられることが多いです。この治療で、多くの方の症状は治まりますが、症状が治まらない場合は、抗ヒスタミン薬を倍量まで増やします。それでも治まらない場合、他の薬(H2受容体拮抗薬、抗ロイコトリエン拮抗薬、スプラタストトシル酸塩)を併用したりします。 これまでは、抗ヒスタミン薬倍量と補助的な薬を多剤併用しても症状が治まらない場合は、ステロイドや免疫抑制剤の追加が必要でした。ステロイドや免疫抑制剤は、効果は強いですが、一方副作用もあるため長期に使用することは難しく、症状のコントロールが難しいケースがありました。じんましんは、強いかゆみを伴い、苦痛です。
難治性の特発性蕁麻疹に対し新薬「ゾレア」が登場しました。

ゾレアの作用機序と効果は?

ゾレアは、もともと重症な気管支喘息の患者さんに使われていた注射の薬です。新しい注射薬として登場した「ゾレア」は、これまでの飲み薬とどのような点が異なるのでしょうか。
これまで最も効果が高いとされていた「抗ヒスタミン薬」は、その名前の通り、「ヒスタミン」という成分をブロックする薬です。ゾレアは、ヒスタミンを作り出す元になるIgE(アイジーイー)をブロックする薬です。つまり、ヒスタミンよりもさらに「じんましんの根本の原因」を抑える作用があると言えます。

ゾレアの副作用は?

ゾレアは、もともと気管支喘息で使用されており、安全性の高い注射薬です。どの薬剤でもあるのですが、薬剤によるアナフィラキシー(注射したあとに、皮疹がでたり、呼吸が苦しくなったりする)や頭痛、鼻閉感、注射を打った部位が赤くなる「注射部位反応」などです。初回治療時は、投与後1時間程度は院内で経過をみる必要があります。

ゾレア治療の実際

これまで飲んでいた治療薬は、原則そのまま継続しながら、ゾレアを追加します。ゾレアは、月1回、一度に2本皮下注射で投与します。 1回目の注射の際、注射したあと1時間は院内で経過観察をする必要があります。 まず12週(3ヶ月、つまり3回の注射)は継続し、改善した場合は中止し、経過をみます。3か月の投与で改善しなかったり、中止により増悪する場合は、継続となります。
ゾレアは、健康保険が適応になる治療法ですが、薬剤代がとても高価です。1回あたりの薬剤費は、約17500円(3割負担)になります。使用する判断は適切に行う必要があります。医療費控除などの利用をお勧めします。

医療費控除とは?

同一世帯の年間の医療費の総額が10万円を超えた場合、
確定申告の際に領収書を提出することによって、税金の一部が戻ってきます。

*高額療養費、出産育児一時金、付加給付などの還付額

医療機関や診療科の区別はありません。
下記も医療費に含まれます。

  • 薬局・薬店で購入した風邪薬などの購入代金
  • 入院時の部屋代・食事代
  • 医療機関への交通費の一部※ など
    ※自家用車で通院するためのガソリン代や駐車料金、公共の交通機関で通院できる場合のタクシー料金などは対象外です。

領収書は捨てずに、ご家族の分もまとめて保管しておきましょう。

問い合わせ先

お住まいの地区の税務署

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