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乳児湿疹・オムツかぶれ

乳児湿疹

乳児期(0~1歳)にできる皮膚炎の総称です。
赤いカサカサやお肌が粉をふいたような状態、赤いプツプツ、ただれた状態、など色々なタイプがあります。
発乳児は一般的に肌のトラブルが多いです。
理由は皮膚が大人より薄く、外部からの刺激を受けやすことや、生後2~3カ月までは皮脂が多いが、それ以降は皮脂が減って乾燥しやすくなるということがあげられます。

2歳児が一番肌の水分量が少なく、3歳児になると大人と変わらない水分量になると言われています。
そのため3歳になるまではお肌の保湿をしてあげるのがトラブルを避けるコツと言えます。

生後まもなくの皮脂が多い時期には脂漏性皮膚炎という湿疹があります。
頭、顔(眉毛、鼻、耳)、髪の生え際、脇の下、胸、おへそ、背中などに、赤いカサカサや黄色いかさぶたができる湿疹です。
これはおなかの中に赤ちゃんがいたときにママからもらったホルモンの影響で皮脂の分泌が活発なために起こります。

治療は?

保湿ケア、非ステロイド外用、副腎皮質ホルモン外用、コレクチム軟膏(生後6か月から)など、外用治療が主体です。
乳児脂漏性皮膚炎は、たいていは2歳までには自然治癒します。

オムツかぶれ

オムツをしている股間やおしりに赤い発疹ができます。
小さな赤いプツプツができたり、一面が赤くなったりします。
おしっこやうんちの刺激、オムツとの接触による摩擦、オムツの中のむれなどが原因です。
下痢をしているとオムツかぶれが起こりやすいです。

 

 

ただれてしまうとおしりふきがしみて刺激になってしまうことがあります。
痛がるようでしたらペットボトルの蓋にキリで穴を開け(1個だけ開けるのがこつです)、簡易ウォシュレットで洗っても良いかもしれません。
カンジダというカビが原因の場合、ばい菌(とびひや溶連菌感染など)が原因の場合、亜鉛欠乏が原因の場合もあります。
いつもは治るのに今回は治らない、、、などの時はご相談下さい。

治療は?

副腎皮質ホルモン外用、コレクチム軟膏(生後6か月から)、亜鉛華軟膏、エキザルベ軟膏など主に外用治療です。
再発はワセリンや亜鉛華軟膏などで皮膚を保護して防ぎます。
カンジダ症の場合は抗真菌外用剤を使用します。

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