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水虫・爪水虫

水虫とは?

水虫は皮膚の中にカビが入り込んで、ドンドン増えていく病気です。
床、スリッパ、バスマットなどを介して他の人にうつります。
足の裏の皮がむけたり、粉をふいたり、水疱ができたりします。また足の指の間が、白くなったり、ジュクジュクしたり、皮むけしたりします。
足に限らず、股間、体、顔、頭、手などいろんな部分に水虫菌はうつります。

治療は?

1日1回塗り薬を塗るだけで治ってしまうことが多いので、家族や職場の人にうつす前に治療することをお勧めします。
ただ、肉眼では湿疹と区別がつきにくいので顕微鏡の検査をして水虫菌(白癬真菌)を確認してから塗り薬を使用して頂いています。
「市販の塗り薬を使用しているがなかなか水虫が治らない」という場合は水虫ではなく湿疹(かぶれ)である場合が多いです。
そういった場合、塗り薬が残っていると正しく顕微鏡の検査ができませんので、2~3日塗り薬を止めてから受診してください。

爪水虫(爪白癬)(つめみずむし/つめはくせん)とは?

足や手の爪の中にカビが入り込んで、カビがドンドン増えていく病気です。
痛みやかゆみを伴わないために放置されやすいのですが、症状が進行すると爪が白く濁ったり、盛り上がって分厚い爪に変形し、もろく崩れやすい状態になります。
このような変化が、他の爪にも感染が広がり複数の爪に見られるようになったります。
ご自身の他の爪や、ご家族にもうつったりします。

治療は?

外用薬(塗るタイプの薬)と内服薬(飲むタイプの薬)があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
健康保険では両方を使用することはできませんのでどちらかを選ぶ必要があります。

① 外用薬

クレナフィン爪外用液・ルコナック爪外用液

爪は硬くて丈夫な構造をしているため、爪に浸透しやすい爪白癬専用の外用抗真菌薬を使用します。
内服薬と違って全身的な副作用の心配はありませんが、爪の周囲が薬でかぶれることがあります。
爪が生えかわるまで約6ヶ月~1年間、1日1回塗り続けます。

② 内服薬

ネイリン(ホスラブコナゾール)

1日1回、3か月間内服していただくネイリンをお勧めしています。
3か月内服していただいている間に薬成分が爪にしみ込んでいき、内服終了後も9か月間効果が持続します。
なので3か月の内服終了後は爪が生え変わっていくのを待つのみとなります。

ラミシール(テルビナフィン)

1日1回、改善するまで内服していただきます。
薬剤費が安く済みますが、内服期間が6ヶ月~1年間と長期になります。



※内服薬による副作用として、胃腸障害や肝機能障害を生じることがあります。
したがって、もともと肝機能の悪い人には使用できません。
また、治療中は肝臓が元気かどうかチェックするため、定期的に血液検査を行います。
ワーファリン(血液サラサラのお薬)と飲み合わせが良くないので、内服されている方は医師にお伝え下さい。

治るまでの期間は?

3ヶ月で内服終了する治療法であっても、その後きれいな爪に生え変わるまでには数か月かかります。
爪が根元から指先まで伸びるのに6ヶ月~1年程度、爪が弱っている場合それ以上の期間を要します。

治療によって白癬菌に対する免疫ができるわけではありませんので、治療終了後は再感染しないように注意が必要です。
足の清潔を保ち、長時間の足のムレを避け、足のかゆみや水皮むけ、趾の股のジクジクなど症状が現われたら再受診してください。

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